治療のこと

放射線による健康被害と東洋医学

今日は、鍼灸の勉強会に行ってきました。

わたしが行っている治療法は、東洋医学の気の思想に基づく治療法で、病気は、「気の偏り」があることで起こる、と考えます。気が偏る原因はいろいろあり、外邪が侵入(たとえば風邪)したり、もちろんストレスによる心の状態も原因になるし、食べ過ぎや飲みすぎ、働きすぎ、ケガも原因となります。

今日は、ちょうど原発事故による身体への影響についての講義があり、なるほど~と思ったので、少し書いておきたいと思います。

まず、放射線による身体への障害は、「極陰」ととらえます。これは、「陽が極まると陰となる」ということです。特に原爆ですと熱の外邪ですから、熱=陽で、その陽が極まって、身体は「極陰」の状態となるわけです。気の偏りがとてもとても強くなってしまうということです。その気の偏りが、病気を生むわけです。

長崎・・・だったか広島か忘れましたが、原爆投下の後、原爆症の治療に当たったある医師が、原爆症を「極陰」ととらえ、「陽性のもの」を食事で摂取することをすすめ、その結果、患者さんや看護師さんの発症がおさえられたという話をききました。

陽性のものは、玄米、塩、味噌、梅干といったものです。塩辛い玄米のおにぎりと、わかめの味噌汁で原爆を乗り切ったという話です。チェルノブイリでも、味噌が良いとされて摂取された経緯もあるそうです。

では、なぜ食事なのでしょうか。食べ物は、東洋医学では、「後天の気」を作るものとされます。(これを、水穀の精微といいます)「後天の気」とは、生まれながらにしてもつ「先天の気」を補うもので、あらゆる気を作る源となります。あらゆる気は、身体を活動させ、血を全身にめぐらせ、外邪から身を守るものですから、簡単に言うと、免疫力UPということですね。そのために欠かせないのが、食事なのです。

たしかに、鍼灸治療も免疫力をあげますが、一番身近で、大切で、自分で出来る食事に気をつけるだけでも良いのです。

チェルノブイリで事故にあった消防士の奥さんが、事故から14日で亡くなった夫のことを書いた本があるそうです。そこには、身体の色が、どんどん変わったと書いてあって、これを東洋医学でとらえると、陰に傾いたり、陽に傾いたり、気の偏りがとにかくはげしいといえます。それが、放射線です。もちろん、放射線も、「気」ととらえます。臭いもなく、形もなく、目にも見えない放射線は、まさに「気」と同じようなものですね。

それを、ちゃんと存在するんだと思うには測定器で測るしかないですが、どこにでもあるものでもありません。しかし、中には、放射線濃度の高い地域に行くと体調不良になったりする人もいるみたいです。

先生によると、あの日以降、必ず放射線の影響を受けているのだから、身体の状態は、あの日以前とは大きく違っているといいます。感じないから何も起こっていないということにはならないということを、あらためて認識しました。人は、目に見えないものは信じないものです。しかし、目に見えずとも存在しているものはたくさんあります。いまいちど、自分の身体に心を傾けてみたいものですね。

陰性の食べ物は、食べるのを減らすと良いです。陽性のものをわざわざ食べるのが難しいなら、陰性のものをやめるのも良いです。陰性の食べ物は、砂糖(甘いもの)、冷たいものです。これを食べないだけでも、ずいぶん身体の状態は変わっていくと思いますよ~

ちなみにわたしは、2年前から、玄米食にして、砂糖(の使った食べ物)や果物を絶っています。