先週から休みなしで働いたせいか、ついに疲れが取れなくなり、今日は朝から背中が張っていました。
そこで、今日の鍼灸勉強会の中で治療をしていただいたのですが、すっかり張りが取れ、疲れも取れました。
一回の治療で効果が出るのは、鍼灸の技術というわけではありません(それもありますが・・・)。急性か慢性か、どれくらいの期間症状が出ていたのか、というのが大きいのです。つまり、病の深さです。
わたしの場合ですと、特に具合が悪くなく元気でも、月に2回以上は鍼灸治療を受けるようにしています。これを今のところ8ヶ月続けています。もちろん、日々自分でも簡単なケアをしています。したがって、最近はとても体調が良く、疲れを感じることもありませんでした。
症状が出たのは今朝で、その数時間後に治療を受けることができました。
日々の体調管理をしていたこと、急性症状だったこと、対処が早かったことで、たった1回の治療で効果が出たのです。
数年来の症状であったり、他にも色々症状があったりしますと、なかなか短期間での治癒は困難となります。その上、日々の生活で症状を悪化させるようなことをしなければならない場合(たとえば仕事や家事で)、治療してもまた元に戻りやすいものです。
長年にわたる症状をお持ちの方、慢性疾患の方、仕事などで体を酷使しなければならない方は、どうぞ、長い目でケアをするのだと思ってください。
急性症状の場合は、間隔を短めにとって数回を目安に、慢性の方やお仕事をされている方は1週間から2週間に一度以内のペースですと、コンスタントに体調管理ができるかと思います。どうぞ、ご参考になさってください。
治療を受け始めのうちは、間隔を短めにとり、体調が整ってきたら少し間隔を開けてみるのもよいと思います。
世の中の流れがどんどん速くなっていて、抱えるストレスは多く、人間の体が追いついていないんじゃないかとさえ、思います。そういう意味でも、一昔前とは違って、よりいっそう、日々の体調ケアの必要性を感じている今日この頃です。