治療のこと

お酒の身体への影響

いつも来てくださっている方で、慢性の基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃいます。先日、はじめて頭痛を訴えられ、頭部を確認しますと、側頭部にむくみがでていて、今までにない状態でした。驚きながらも施術を続けますと、むくみはなくなり、いつもと同じ状態になりました。

お話をうかがう中で、お酒を少し飲まれたとききました。普段飲まれない方でも、やはり、身体の状態が健康ではない状態ですと、大きく影響を受けるのだなあということを実感しました。

少しのお酒は、もちろん普通はそこまで身体に影響しないでしょう。しかし、身体の虚(強い冷え、内臓疾患)のある方には、耐えられない強い刺激となります。お酒は、身体に熱症状を作り、それは身体の上の方に気がのぼります。結果、身体そのものは冷え、上半身に熱症状があらわれやすくなります。頭痛、肩こり、口、のど、鼻、耳などに出やすくなります。

飲むな、とはいいませんが、もし体調に変化が起きたとき、お酒を飲まなかったかどうか、確認すると良いと思います。原因がわかっていれば、症状が出ても安心ですし。やっぱり、体調の良くないときには、お酒は控える方が良いですね。

ちなみに、わたしの行っている治療法では、施術当日のお風呂や飲酒、運動はご遠慮いただいています。