以前少しお伝えした勉強は、検定が先日終わりましたので、感想を書いておこうと思います。
受験したのは、神社検定1級です。
2年前から、3級、2級と受けて、今年は1級に挑戦してみました。
(といっても、趣味の範疇ですよ。神職さんになれるわけではないです)
神社検定は、日本全国のほとんどの神社を総括する神社本庁が監修している検定で、日本の歴史や神社の色々を勉強することができます。また、「宮中祭祀」と呼ばれるものー例えば、天皇の即位や、今年の秋に行われる大嘗祭も、神道のものですから、そういうものも勉強することになります。
そして、この日本に縄文時代~弥生時代から固有に発生、発達した「神道」について勉強することは、日本人のDNAをもったわたしたちの心身の健康を保つのに非常に有意義であるという確証を得ることができました。
なので、もし今、心身に心配事を抱えているのであれば、「古事記」や「日本書紀」「万葉集」を読むことをオススメします。これらの書物には、わたしたち日本人のDNAが「安心」できることがたくさん書いてあるのです。日本人の心といってもいいと思います。
現実、今でも多くの人は、子供が生まれればお宮参りに行きますし、七五三も神社へお参りするでしょう。初詣や二年参り、旅行のついでや、受験の祈願、結婚式に利用する人もいると思います。それくらい、実は神社は生活に身近なものなのです。
さて、わたしたちの身体は、この地球ーこの日本という国で生まれた物質でありますが、そこには、いわゆるスピリットー日本では、先祖霊という概念ーが宿っています。もう一つ別に、ソウルという名の「魂」も宿っていますが、これはまた別の機会にお話しましょう。
この、身体+スピリットの組み合わせは、先祖代々のDNA+先祖(同じ血族)に生まれ変わる霊魂で、日本人であれば、誰でも日本人の先祖代々のDNAと霊魂を宿していることになります。
そして、DNAも霊魂も、昔から受け継がれ、情報が保存されています。霊魂はともかく、DNAは実証されていますね。
わたしたちの身体の目的は「進化」ですから、種の存続を何よりも優先しようとします。これが、わたしたちが無意識に「安心・安全」のために努力をする理由です。つまり、DNAと霊魂は、協力して、過去の情報を駆使して安心安全を求めるのです。生き残って進化を続けるために。
安心で安全な環境であれば、わたしたちの肉体と精神は、心置きなく自由に振る舞い、能力を発揮することもできるでしょう。
ところが、安心できない、安全でない環境であると、「進化のために生き残る」ことに不安になり、身体も精神も不安定になり、恐怖で縮こまってしまいます。
わたしは、このことが、引きこもりやうつなどを引き起こしている一因だと考えます。
なぜ、安心、安全ではないという風に感じてしまうのか・・・それは、第二次世界大戦後の外国の政策によって、わたしたち日本人のルーツ、大本の出どころを教えてもらえなくなってしまったからというのがとても大きいようなのです。
例えば、両親が健在で、いつも近くにいてくれれば子供は安心しますよね。でも、両親が誰なのかわからない子供は、自分のルーツがわからないから精神がとても不安なまま成長しなければなりません。
さて、そんなとき、わたしたちの先祖がどこから発生したのかを書いてある「古事記」や「日本書紀」の神話の世界、神々の概念、神社に触れるとどうなるか。
DNAも霊魂も、自分のルーツを確認できるから「安心」できるのです。「これでいいんだ」って思えるのです。つまり、神話が大黒柱になってくれるのです。
そうすると、大黒柱があるわけですから、精神も肉体も、安定していきます。安定すれば、冒険ができるようになりますし、将来への不安もあまり抱えずに済みますし、今ある悩みも減るでしょう。
第二次世界大戦後、この日本人としての根幹をなす神話や神々のことを、教わることがなく、それによって、心に不安を抱えたまま、自分は不幸だと思ったまま、多くの日本人は生きなければならなくなりました。
しかし、この令和の時代は、もう一度、その世界に立ち返ることが簡単にできる時代になっていると感じています。書店には、多くの日本神話に関する書籍が並んでいます。折しも、今年は、「大嘗祭」(天皇が即位した年にのみ行われる新嘗祭)が行われます。この祭式での最重要行事は、天皇自ら、神と食事をするという儀式です。「同じ釜の飯を食う」ことで、「神人合一」がなされるのです。
ちなみに、直会(なおらい)といって、神社での昇殿参拝のあとにお神酒などをいただくのも、同じ行為です。
このことを知るだけでも、安心しませんか。わたしたちは知らず知らずのうちに、神社へお参りをして、直会でお神酒をいただけば、「神人合一」してるっていうのですから。つまり、儀式を通じて、神々と知らないうちに繋がっていたのです!しかも、天皇はじめ、特別な人だけが繋がるんじゃなくて、誰でも繋がっちゃってるんですよ。そして、そういうことが、「古事記」「日本書紀」に書いてある。これらの書物は、個人が書いたものではなくて、国家が書かせた公の文書、国史なのです。
この半年ほど、かなりの時間を神社検定の勉強に割きましたが、不思議と勉強をした後の心の状態はとても穏やかで安定していました。そして、この日本人の根幹をなす、日本神話・神々・神社に触れることは、自分のDNAと霊魂を通じて、身体と精神が、「これでいいんだ」という安心を得ることになるのだと実感しました。
気になる方はぜひ、ちまたの書店を覗いて日本神話を勉強してみたり、神社へ参拝されると良いと思います!ご神気あふれる神社さんは、まだまだ各地に残されていますよ。
*そんなわけで、しばらくパソコンから離れておりまして、施術可能日も更新せず失礼いたしました。ただいま、夜の予約が取りにくくなっております。7月も前半はほぼ埋まっておりますので、夜のご希望の方はお早めにお声がけくださいませ!