施術の手順

当院では、東洋医学の氣の思想に基づく鍼灸治療を行っています。
目に見える身体だけではなく、そこに流れる経絡、氣の状態をみながら、全身調整をしていきます。

 

問診
現在の主な症状、その他の気になる症状をお伺いします。
他に、生活習慣や、過去の病歴やケガ歴をお聞きします。
過去のケガや手術の影響が、現在の症状につながっている場合があります。

脈診、脈の調整、腹部の調整、腹診
脈を確かめ、脈の状態を手首のツボを使って調整します。
また、お腹に軽く鍼をあて、お腹の状態を見ます。
お腹の状態(痛みや硬さ)で、全身の「氣のかたより」を確認します。
手首や腹部への軽い鍼は、浅い部分の氣を調整します。
浅い部分が整うと、深い部分へのアプローチがしやすくなります。

うつ伏せで背部の鍼
お腹の状態を参考に、背部のツボを選んで、背部に鍼をあてていきます。
足の太陽膀胱経と督脈という経絡上のツボに鍼をあてます。
ここで、全身の氣のかたよりを調整し、全身を整えていきます。
現在の症状に変化が出たか(症状が軽くなったか)確認します。

その他の治療
他に必要と思われるところには、お灸又は鍼を当てます。
できる限り今出ている症状が軽くなるようにアプローチ致します。

脈診、主訴の確認

座位で、肩への鍼
最後に、ベッドに座っていただき、今の状態を感じていただきながら、
肩又は首、頭、腰、足など必要なところへ鍼を当てます。

注意事項のご案内、ご精算、次回の予約などのご相談
初めての方には、鍼灸治療後の注意事項をご案内します。
又、予後などについてもお話しさせていただくことがあります。

最後に・・・。当院の治療は、力づくで変化を促すのではなく、
その方の治癒力で治る分だけの変化が起こります。
治療直後は変化を感じにくい方でも、
翌日、翌々日に明らかな変化を感じられる方もいらっしゃいます。
長い目でご自身を見ていただくことが必要な場合もございます。